音楽の力ってすげーって話と、唐突な反省文

復活!!

 

とは言え調子に乗るとまたガタ落ちしちゃうわけですけど、一旦回復しました。薬を朝夕飲んだのが効いたのか、人と会って話したのが効いたのか。

 

わたくしバンドやってるんですけども、周りの方一回り以上歳上なんです。

だからそりゃあもう技術はあるし、自分の音楽やプレイスタイルを持っている。かつ人生経験が私の倍なわけだから、面白いエピソードをたくさん持っていたり、若造におおらかに接することのできる器を生成している人も多い。

そんなわけで昨日色々お話を伺ったりできたんです。刺青っていいなって思いました。

 

母のバンドに代打で参加しているのですが、昔はどうも母のバンドの良さがわからなくて。学生の頃は逆張りして「イマイチ」とか生意気言ってましたが、いざ参加してみると面白い。

と言うか、小さい頃聞いたり見たりしていた母のバンドに自分が参加することになるとは、人生ってよくわからない。

そして、結構そのバンドを好きだって言ってくれている人が多いことを知りました。ジャンル分けしたらどこかにほいと入れる、ものすごく穿ってるとか、斜め突っ走ってるってことはないバンドなんですけど。

結局みんな音楽が好きなんですね。間口が広くて、音楽を「好き」「イイ」で考えられる。

もちろん合わないものはあるんでしょうけども。個人の感性ですから。でも、いいものを「イイ」「好きだ」って言えることも大事だと思うわけです。どうも好きなものを上げるために他を下げる、なんてこともありますけど、そうじゃなくて、自分の琴線に触れるかどうかを大事にしている。かつ、その琴線がどんなもので、どういうところが触れたのかを言葉にできる人が多い。

そりゃあ、半世紀生きてる人たちですから、言語化能力も上がってるのかもしれないけど。できない人ももちろんいるけども。

そんな中で、「面白い」を大事にしている人がいました。いやどこにでもいるけど、その「面白い」の考え方が、なんと言うか、ぴたりとハマったと言うか。

相手も酔っ払いなのでね、大半何言ってるかわかんなかったんですけども。

音を楽しめること、物事に対して事実は事実として受け止め、その上で自分がどう考えるか。

それを常に考えている人でした。意味わからん下ネタとかギャグとか言うけど。そう言う人ほど、実はしっかり根っこと幹があって、話してみると枝葉がとんでもなく広がっている。

 

私、鬱になる要因として「真面目すぎる」「自分を曲げられなさすぎる」「変わるのを恐れている」と言うのがあると知って、いやぁ全くその通り、って思っているんです。

実際真面目すぎる。最近は手を抜くことを覚えましたが、昔から「真面目だね」って言われるタイプ。そして音楽をやるにせよ、基本からズレられない。そして人の言うことを間に受けすぎる。だからこう、教科書通りというとあれですけど、面白みがないんです。音に。

演奏中も常に冷静な自分が後ろからこっちを見ていて、熱くなることを抑えてくるというか、熱くなることを恥と思う自分がいて。

今も人のライブを見る時はノるよりガン見タイプなんですけど、これは鑑賞スタイルだから置いておいて。

のっちゃえばいいんです。音が波だとしたら、むやみやたらに抗っても意味がない。楽しくない。

だから外れていける人に憧れます。本当に憧れる。もちろん倫理的にアウトな事とか、犯罪とか、そういうのを「かっこいい!」なんて思いませんけど、なんかギリギリで生きてて楽しそうな人っているじゃないですか。そういう人に強く憧れるんです。

自分がそうなれないから。その自覚が誰よりもあるから。怖いし。怒られたくないし。

でも、同時にそれはチャレンジ精神も根こそぎ持っていくわけで。

そこで音楽。軽音部時代も型に嵌まるタイプで大したことできなかったんですけど、今は周りが上手いし適当にやってもどうにか誤魔化せるし、「やっちまったぜ」って思える精神が培われてきてて。

 

つまり何が言いたいかというと、音楽って最高だよねっていうことです。

自己表現の一つであり、音楽って何してもよくて。絶対こうやって弾かなきゃいけないルールなんてないし、チャレンジの末機材が壊れたってそれも仕方ない。いや人のものはダメだけど。じゃあ、面白く楽しく音楽をするにはどうしたらいいか?そうやって考えられるようになったんですよ。

今は即興に参加できないけど、ビビってないで飛び込みたい。好きな音を出せばいいんです。

もちろん、調和は大事。

軽音部時代は初心者で入部したし、ドラムだったので的確に正確にミスなくズレることなく叩くことに命賭けてました。実際、ドラムに求められるのはリズムキープな訳で、それができないドラマーはちょっと歓迎されない。

その点今はベースなので、人の音に乗っかれる。もちろん軸の役割は果たしますけど、いいですね、乗っかれるのって。

気楽にやれます。どんな音を出したら面白いか考える余裕もある。何より周りがそういう人たちなので、「なんだ、こんだけやってもまだ足りないのか」って思える。

 

急に熱く語り出したぞ、って感じですね。どうしたの。友達にもあんまこういうの話さないんですけど、ブログっていいなぁ。

音楽っていいよね、っていうのが言いたかったのかな。

ちなみに好きなベーシストは、OKAMOTO'Sハマ・オカモトKing Gnu新井和輝、People in the box福井健太the band apart原昌和(敬称略)。好きなバンドのベーシストたち。

色気ですよ。ベースに大事なのは色気。正直ドラマーであれ詳しくないので、本当に本能的に好きなベーシストたち。

色気ほし〜〜〜〜〜〜!!色気のある音。演奏した時に「うわ、エロッ」って言われる演奏がしたい!

でも原さんのブリブリ音も大好き。あとハマ・オカモト、新井和輝、原昌和はトーク力もある。羨ましい。それっていうのは知識や経験、教養に基づくものだとはわかっています。そしてそれが自分に圧倒的に足りないものであることも。

自分、人生経験が浅いと言うか、これといった不幸に見舞われたこともなく、有難いくらい平穏に生きてきました。そりゃあ軽くいじめられた(本人は全く覚えてない)こともあるし、職場の人とは壮絶に喧嘩したし、学生時代に絶縁した人たちもいる。両親も離婚している。でもそれくらい。

それは有難いことです。波乱に見舞われず、これと言ったとんでもない苦悩もなく生きてこられたことは有難い。あ、今うつ病なのは苦悩か。でも助けを求める相手もいる。

だからそれがいいとか悪いではないんです。ただ、自分から動くことをしなさすぎて世界が狭い。ものを知らない。深入りせず表面だけでその場をこなそうとするから。

なんだこれ反省文か?

でもこの歳になって特に思うんです。自分ってつまらないなって。

みんな遊んでくれるけど、飲み会で盛り上げていけるようなこともないし、自分から面白い話を提供できるほどネタがない。片っ端から忘れていくって言うのもあるけど。

つまらんやろそんな人間!!!みんな遊んでくれてありがとう!!!

逆に波風を立てにくいタイプなので重宝されているのかも。いやいると思いますよ、私のこと嫌いな人はね、もちろん。私もいます、嫌いな奴。まぁそれはそれとして。

それだけじゃ周りがつまらないでしょう。自分が盛り上げようと頑張っても反応薄いと「え?」ってまりませんか。ごめんなさい。

映画の話はよくします。最近見た面白い映画を突然プレゼンしたりもする。でもそれだけじゃなくて、もっと、こう、こう、ね。

こいつ打てば返ってくるな、って人いませんか。何か言った時にどこかからのネタ引っ張ってこられる人。どんな本の話も、映画の話も、昔のアニメの話も打ち返してくる人。普段何して生きてるんだって思いますけど、スマホいじってベッドに転がってるだけじゃないんでしょう。あらゆるものを吸収する好奇心や行動力のある人なんでしょう。そしてそれを適切に取り出せる教養がある。

こんだけ考えられるなら動けって話ですよね。口ばっかですよ私は。

有難いことに今は療養中で時間はたくさんありますから、興味の向くままに動ける。お金はないけど時間はある。十分です。

 

急に語るじゃん。キモ。でも雨が降ってて気分は重いし、外には出たくないし、言葉にするにはここが一番適しているんです。

どうですか、皆さんの周りにはそんな面白い人いますか?妬むより何より、かっこいい、尊敬する、こうなりたいって人。

でも常識ない人は嫌ですね。

そんなわけで、そんなことを考えた日曜日でした。

犬が散らかしていった本の山が崩れて足に刺さる。